太良町長選挙への立候補を表明しました|守るために、変える。
この記事の要旨
2026年10月28日、来年2月の太良町長選挙への立候補を表明する記者会見を行いました。理念「守るために、変える。」と、最初に手をつける4つの約束をお話ししました。会見の全編は動画でご覧いただけます。
2026年10月28日、来年2月の太良町長選挙に、無所属で立候補することを表明する記者会見を行いました。 会見の全編は、YouTubeの配信アーカイブでご覧いただけます。
なぜ立つのか
7年間、町議会議員として、町のさまざまな現場でお話を聞いてきました。 人口は7年前より大きく減り、役場の職員も町民の皆さんも、それぞれの現場で一生懸命に努力しています。 それでも、社会や経済の変化は、その努力より速く進んでいます。
いまある仕組みを見直し、太良町の未来に向けてもう一度スタートを切る。 そのために、町の未来に責任を持つ決意をしました。
理念:守るために、変える。
ゆたかな自然と、心やさしい人たちが暮らすこの太良町を、これからも守りたい。 そのために、いまの太良の大きさに合わなくなった仕組みを組み直します。
太良町は、何かを付け足していく段階ではないと考えています。 すでにある設備、すでにある仕事、すでにある産業を、これからも力を発揮できるように組み直していきます。
足す前に、組み直す。
最初に手をつける4つの約束
1. 住み慣れた家で暮らし続けることを守るために、町の足を組み直します
太良町は、65歳以上の方が4割を超える町です。免許を返したいけれど、返すと太良では暮らしていけない。そんな声を、何度も聞いてきました。 交通と福祉で別々に分かれている移動の仕組みを、中学校の再編で必要になる通学の足も含めて、一つの「町の足」として組み直します。予約をすれば、負担を抑えて行きたいところへ行ける仕組みを、新しい技術や制度も使ってつくります。
2. 家族と仕事、そして町の防災を守るために、消防団と防災の計画を組み直します
私も消防団の一員として活動しています。団の皆さんは、それぞれの現場で精一杯やっています。それでも、いまの人数とやり方を前提にした仕組みを続けることが、構造的に難しくなっています。 防災は、消防本部、消防団、地域のさまざまな世代の方との連携で成り立っています。見直しを団の皆さんだけに背負わせず、防災の計画そのものを、町の責任として、いまの人口に合わせて組み直します。昼間に動ける人を中心にした体制や、経験を持つ方が力を貸せる仕組みも考えていきます。
3. 子どもたちの学びと大浦の暮らしを守るために、中学校の再編を、学校の数の話から「その先の中身」へ組み直します
中学校の再編は、教育長をはじめ教育委員会、保護者や先生方など、多くの方が時間をかけて、慎重に議論を重ねてこられました。その積み重ねに、大きな敬意を持っています。 そのうえで、通学の足と安全は町が責任を持って確保します。そして、学校がなくなる地域に、未来への希望を持てる場所を、地域の皆さんと一緒につくっていきます。
4. 太良のなりわいを守るために、事業の引き継ぎ方を組み直します
農業、漁業、林業、商工業、観光業。天候や資材高に悩みながらも、確かな技術で続けてきた仕事が、後継ぎがいない、借金の保証を子に背負わせたくない、という理由で幕を下ろしています。 やる気はあるけれど資金に不安がある人と、資産はあるけれど渡す先がない人。このすれ違いを、町と金融機関が一緒に埋める仕組みをつくります。農業をしたい人を外から迎えるため、住まいや資機材、資金の支えも、関係する皆さんとつくっていきます。 町有林の、伐り時を迎えた木も、町の大切な資源として生かしていきます。
4つの約束に共通すること
どの約束にも、表に名前の出ないところで、家族や家業を支えてきた人がいます。 その方々が続けてきた努力を、これからは町が仕組みとして、どれだけ下支えできるか。それが、この厳しい時代を乗り切るために欠かせないと考えています。
ほかの政策についても、これから皆さんとお話をしながら、あらためてお示しします。
記者の皆さんからの質問より
- 最初に取り組みたいこと:防災の体制を見直す話し合いを、すぐに始めます。災害はいつ起きるか分からないからです。
- 現役世代の負担:人口が多かった時代に10人でやっていたことを、いまは5人、6人で担っています。消防団、地区の役、PTA、子育て、親の介護、仕事。その重なりを軽くしたいと考えています。
- 在来線:通学の足として、何としても維持していただきたいと考えています。バスと鉄道をつなぐ取り組みも、柔軟に進めていきます。
- 有明海:太良町は、海の変化の影響を最も強く受けてきた地域の一つです。いまの海でもできる漁業を、町を挙げて研究し、若い人が関われる形をつくります。
- どんな町にしたいか:負担を減らして、皆さんに身軽になっていただきたい。そして、一人ひとりがやりたいことを、町が全力で支える。太良町には「最強の黒子」がいる、太良町に行ったらなぜかやれてしまう。そんな町を目指します。
太良町議会議員 山口 一生
公式情報
関連記事・議会での議論
中学校再編と部活動の地域展開:多良中・大浦中統合の現在地と子どもの放課後を守る設計
多良中学校・大浦中学校の再編統合(最短令和12年度開校・本年7月に統合場所提示)と、土日部活動の地域クラブ展開(令和9年度運用開始)について、通学手段の安全、子どもの放課後の居場所、指導者の謝金と役場職員・教員の兼業基準を質しました。
消防団:定数500人の現実と、担い手確保・機動力の課題
団員定数500を維持する太良町消防団。行事負担、年齢構成、出動状況、運転員不足などの課題を整理し、支援団員制度などの対応も確認しました。
移動手段の確保:高齢者の生活を支える足のあり方
町内に眼科等の専門医院がなく、免許返納後の通院や買い物など、日常生活の移動手段確保が切実な課題となっている。